仏舎利(ぶっしゃり)とは
お釈迦様の遺骨のことを仏舎利と言います。
舎利は、サンスクリット語で遺骨を意味する(シャリーラ)からきていると言われています。
遺骨以外にも、仏歯を呼ばれる歯も含まれます。
寿司や白米のシャリと呼ぶことにも関係している⁉︎
白米のことをシャリと呼んだりしますが、これは白米の艶や色・型が仏舎利に似ていることから、僧侶が仏舎利を見て米粒のようだと言って、ご飯をシャリと呼んだことが始まりとも云われています。
仏舎利はどこにあるか
お釈迦様が亡くなった後、遺体は火葬され、マウラ属が仏舎利を独占しましたが、お骨巡って争いが起こりました。
そして最終的に仏舎利は8つの部族に分けられました。
各部族は遺骨を持ち帰り、塔を建てました。 これが仏舎利等になります。
仏舎利が分けられてから約200年後にアショーカ王がインドを統一し、仏舎利の発掘を行いました。
その後、見つかった仏舎利は細かく粉砕され、んさんと8万箇所の寺院に配布されたと云われています。
日本には西暦593年に伝わる
日本には、西暦593年に法興寺に伝わったと日本書紀には書かれています。
その後は、鑑真和場や様々な方は仏舎利を日本国内に伝えたとされていますので、現在では把握できないぐらいの世界各地にお釈迦様のお骨は分けられていることになります。