鹿児島県肝付の前方後円墳【塚崎古墳】

古墳とは

古墳とは日本の3世紀弥生時代〜7世紀飛鳥時代にかけて建造されたお墓のことを指します。

当時の権力者の象徴として装飾品や埴輪などが納められていて、権力の大きさが規模の大きさに比例します。

古墳の形も様々な種類があり、前方後円墳・双円墳・八角墳・上円下墳などの名称があります。

日本では全国各地に古墳があり、その総数は160.000を超えるといわれています。

また古墳は元々は人工的に造られた建造物でしたが、現在の古墳が長い年月により樹木が覆い茂り自然の丘の様にも見えるので、近くで見ると気が付かない場合も多いです。

塚崎古墳群

塚崎古墳とは、鹿児島県肝属郡肝付町野崎塚埼にある古墳群です。

完全に調査が終わっている訳ではないので全容は明らかになっていませんが、前方後円墳5基、円墳39基により構成されている古墳群となります。

一号墳のあたりには巨大な楠が自生しています。

この楠は(塚崎の大クス)とも呼ばれ鹿児島県では3番目に大きなクスノキでもあり、1940年に国の天然記念物に指定されています。

この周辺には島津氏の始祖にあたる島津忠久は創建した大塚神社の境内地でもあり、創建当時から神木とされています。

塚崎古墳の創建年代は4世紀〜5世紀と推定されています。

また日本で最南部の前方後円墳としても有名です。

塚崎古墳群 アクセス

住所:鹿児島県肝属郡肝付町野崎塚埼

交通手段:垂水港から鹿児島交通志布志港入口行きバスで45分です。 鹿屋で鹿児島交通内之浦行きバスに乗り換えて40分後、塚崎下車となります。